プログラマ(エンジニア)ならキーボードにこだわれ!
●はじめに_____________________________________
今日も軽快にEnterキー叩いてますか?
どうも、エルティのキーボードライトオタクです。
今回は、キーボードのお話。
皆さんは、普段どんなキーボードをお使いですか?
メンブレン? パンタグラフ?
メカニカル?
静電容量無接点方式?
おそらく、ほとんどの人はノートパソコンのキーボードそのままか
特にこだわりなく、安価なキーボードを使っているのではないでしょうか。
でも、キーボード1つで作業効率が大きく変わるとしたら?
それに、長時間作業でも疲れない(にくい)ものがあるとしたらどうですか?
ここではキーボードの種類の説明と、私のおすすめモデルを書いていきます。
ぜひ参考にしてください。
●メンブレン____________________________________
一般的なキーボード。
キーの下に、ラバードームと呼ばれるドーム型のゴムがあるタイプ。
そのゴムを押しこむことによって、スイッチがONになり入力される。
非常に安価で購入できるが、耐久性が低く、買い替え前提のキーボード。
高級メンブレンというものもあるが、非常に特殊なモデルのためここでは触れない。
■bitFerrous:BFKB92UP2
価格は5,000円ほど。
知る人ぞ知る、2023年の日本タイピング王者が使っていたモデル。
写真のものはテンキーレスモデルだが、フルサイズモデルもある。
Nキーロールオーバーという、複数キーをほぼ同時のタイミングで押下しても正確に認識する機能が特徴。
押下圧が少し重めだが、個人的には重めの方がタイピング精度が向上するため、メリットでもデメリットでもある。
1万円以上のものは手が出ないけど、ちょっと良いキーボードを使ってみたいという方におすすめのモデル。
■PFU:HHKB Lite 2 ※廃盤
価格はフリマアプリで3,000~5,000円。
既に廃盤になっているが、まだ中古で手に入る。
コンパクトで非常にスタイリッシュなモデル。
Capslockの位置にCtrlがあったり、F1などのキーが無かったりと非常に特殊なキー配列ではあるが 慣れるとホームポジションを崩さず打つことが出来るため、長時間のタイピングでも腕が疲れない。
後に紹介する静電容量無接点方式の上位モデルが非常に高価のため、その前のお試し版として最適。
キーボード本体の右上にUSBが2口ついており、ハブとして使える点も地味に良き。
●パンタグラフ___________________________________
薄型軽量のキーボード。 ノートパソコンの薄型キーボードは概ねこれ。
Bluetoothで複数台に接続できるモデルが多い。
薄型で軽く、持ち運びに最適。
衝撃に弱く、ケースの購入を推奨。
キーストロークの浅いタイプが好きな人は、これ一択。
■iClever:IC-DK01
価格は3,000円ほど。
iCleverは安価で薄型軽量のモデルを数多く出しているメーカーで、折り畳み式のモデルが有名。
写真のモデルは、通常US配列にないJP配列のキーがあり、どちらの環境でも利用できる点がGood。
クライアントとサーバなど、言語環境が異なる場合などに重宝している。
■logicool:MX Keysシリーズ
価格は15,000~20,000円。
先日、手放してしまったため写真はない。
デザインと打鍵感が良く、使ってて楽しい、満足感を感じるモデル。
専用アプリを使って、キーのカスタマイズやマクロ機能を実装することができる。
定常業務をマクロによって自動化するなど、業務効率UPが見込める。
パンタグラフの最高峰と言っていいだろう。
●メカニカル____________________________________
高耐久で打鍵感の良いキーボード。
10,000円を超えるモデルが多く、購入に若干の勇気がいるが、明確に感動がある。
キースイッチ(軸)の1つ1つが独立しており、耐久性とメンテナンス性が高い。
5,000万回以上のキーストロークに耐えられるため、5~10年持つと言われている。
キースイッチ(軸)によって打鍵感が大きく異なる。
キースイッチ(軸)の種類は多く、ここでは触れないが 自分好みのキースイッチ(軸)を見つけると、これなしでは生きていけなくなる。
中には打鍵音が大きいものもあるため、業務利用する場合は周りに配慮すること。
初購入は茶軸か赤軸をおすすめする。
■Filco:Majestouchシリーズ
価格は10,000~15,000円。
写真のモデルは有線1台、Bluetooth3台の4台接続が可能。
Filcoはメカニカルキーボードの老舗。迷ったらFilcoを買っておけば間違いない。
無刻印やカラフルなキーキャップも販売されており、気分によって変えるのも面白い。
■Keychron:Qシリーズ、Q Proシリーズ、K Proシリーズ
Qシリーズ、Q Proシリーズは25,000~40,000円。
全モデルでキーマップをフルカスタマイズできる。
ホットスワップという、スイッチがはんだ付けされていないモデルのため、好みのスイッチ換装が容易。
アルミ削りだしのケースで非常に高級感があり、内部の構造も特に静音化にこだわってつくられている。
最高の打鍵感と音を求める方におすすめ。
Qシリーズは有線接続のみという制限があるため、無線接続させたい人にはQ Proモデルをおすすめする。
K Proシリーズは15,000~20,000円。
K Proシリーズは無線接続でき、キーマップをカスタマイズできるモデル。
K Proシリーズも静音化にこだわって作られている。
テンキーレスモデルのK8 Pro、F1などのファンクションキーを削ったK6 Proが特におすすめ。
■自作キーボード(沼)
価格はピンキリ。
メカニカルキーボードには、自作キーボードの世界がある。
ケース、基盤、フレーム、スイッチ、キーキャップなどを揃え、オリジナルのキーボードを組み立てられる。
沼へようこそ。
●静電容量無接点方式________________________________
高耐久、打鍵感、高速性、疲れにくいなど良いところだらけだが、価格がバカ高いキーボード。
静電容量無接点方式のキーボードは、電極が接触しない「無接点構造」を採用している。
キーが押し込まれ電極同士が一定レベルまで接近すると、静電容量の変化を検知して入力されたことを伝える仕組み。
キーの摩耗がないので耐久性が高く、まず壊れない。
10年以上使っている人も少なくなく、長い目で見れば実は一番コスパが良いキーボード。
底打ちしなくても入力されるため、打ち心地が軽く、長時間のタイピングに向いている。
撫でるような打ち方(フェザータッチ)ができるようになると、圧倒的な高速入力が可能。
荷重やキーストロークの調整を誤るとタイプミスが頻発することもあり、玄人向けと言われている。
初購入は荷重45gモデルをおすすめする。
■東プレ:Realforce R2シリーズ、R3シリーズ
価格は20,000~40,000円。
専用アプリを使って、キーのカスタマイズやマクロ機能を実装することができる。
上位モデルはキーストロークを1.5mm/2.2mm/3mmに調整でき、好みの押し加減にすることができる。
■PFU:HHKB Professionalシリーズ
価格は20,000~40,000円。
打鍵感はRealforceと同等。
HHKB Lite 2と同様、ホームポジションを崩さずにタイピングできるため疲れにくい。
この独自配列に慣れることができれば、頼れる相棒として長い間働いてくれるだろう。
●さいごに_____________________________________
どうでしょう?
参考になったでしょうか。
まだ語りたいことは沢山あったが、あまりにも長くなるため削ります。
キーボードは、プログラマー(エンジニア)が最も長い時間触れる仕事道具です。
ぜひ、皆さんの相棒を見つけて、プログラミングライフを楽しんでください。
それでは。
第2システム事業部 第3グループ H.C