運用・保守プロジェクト編
- 所属部署
- 第2システム事業部第1グループ
- 名前
- I.Y(男性)
- 役職
- サブチーフ
- 勤続年数
- 3年目(2023年現在)
仕事内容
某大手通信会社の国内向け設備系システムの運用保守に携わっています。
システムの稼働が停止しないように日々監視をするルーチン作業や、
顧客からの問い合わせ対応はもちろんのこと、
システムに不具合が生じた際は、その解決までの舵取りも行います。
システムの改善要望を受けた際は、ユーザと開発者の窓口となり仕様調整も行います。
また、ハード交換作業などのサポート業務も行ったりと、作業内容は多岐にわたります。
IT業界の運用保守と聞くと、どうしても華々しいシステム開発と比べて地味なイメージを持たれがちですが、
システムを安定稼働させることを第一に考え、いわば「縁の下の力持ち」として、
なくてはならない重要な業務を担っています。
SEとしてのポリシー
「ローマは一日にして成らず」という有名なことわざがあります。
古代ローマ帝国がたったの1日で築かれたわけではないように、
大事業を完成させるには日々の努力が大切である、というたとえです。
ローマ帝国が特に力を入れていたものが、水道、舗装道路、排水溝の建設という3大インフラ事業です。
これらの生活基盤を安心して人々が利用できるように日々のメンテナンスを怠らなかったからこそ、
長い繁栄を享受できたとも言われています。
私はIT運用保守もこれに通じるものがあると思っています。
システムが長く使い続けられるためには、日頃の監視とメンテナンスが大切です。
使う人にとっては、そのシステムは動いているのが当たり前、使えるのが当たり前です。
その当たり前の期待に応えられるように常に気を配ることが
保守をする人間の使命だと思いますし、そうできるように心がけています。
SEの1日
09:00 ~ 出社、アラートの確認等
10:00 ~ 12:00 打ち合わせや商用作業等
13:00 ~ 14:00 お客様定例
14:00 ~ 16:00 打ち合わせや商用作業等
16:00 ~ 17:00 内部定例
17:00 ~ その他作業
ユーザからの問い合わせやアラート対応が割り込みで入ることがよくあります。
複数のタスクを抱えることがほとんどですので、
作業の優先順位を意識してスケジューリングをしています。
某エンジニアがSEになるまで
私がこの業界に就職したのは2001年になります。
もともと地元志向で就職活動をしていて、職種も営業志望でしたので、
プログラムなどはまったく分からなかったのですが、当時勤めていた会社の社長から、
「まずはプログラマーとして現場を知りなさい。」と言われ、
右も左もわからないまま九州の田舎から上京して、プログラミングの世界に飛び込みました。
当時の自分を思い起こしてみても、周りについていくのに必死でとても心に余裕がなく、
目先の仕事をこなすだけで精一杯だった気がします。
あれから二十数年経ち・・
会社も変わり、現場も変わり、様々なプロジェクトも経験して今に至りますが、
どの現場、どのプロジェクトでも、仕事ができると言われている人たちは皆、
・チームメンバーの力を引き出すことができる
・情報を収集して最適な目標を設定できる
・コミュニケーション能力に長けている
・物事を全体的に眺めること(俯瞰)ができる
・他者に敬意を払える
ということができる人たちでした。
今でも彼ら彼女らの働き方は自分の目標とする働き方です。
言われた仕事をやるだけでよかった立場から、仕事を管理すべき立場に変わった今、
目標とする人たちにどれだけ近づけたのか、それとも超えることができたのかは
まだ自分の中で答えは出てはいませんが、
日々意識して一つずつ経験値を積んでいくことがSEにとっては大切な事だと思います。